「恋に額縁を。愛に角砂糖を」

白房が恋愛についてお話しするブログ

SNSの無い時代の出会い

 白房です。またもやちょっと時間が空きました。ずいずいと書いていきたいと思います。

 

 さて、前回「オタクじゃない彼女と音楽の趣味が合わない」と書きました。

 そして誰もが「オタクな恋人作ればいいじゃん!」と思ったでしょう。

 そうなんです。オタクな恋人を作ればいいんです。話は簡単、じゃないんですな、これが。

 

 今でこそSNSがあるので、オタクな恋人と出会うハードルはかなり下がりました。しかし、20年前にはネット自体が普及していません。

 

 20年前。僕が20才前後の頃。一番恋人が欲しいときですね。出会いは合コンかバイト先、学校くらいでしたでしょうか。つまり、今よりも出会いの絶対数が少ないのです。その中で趣味の合う人と、なるともっと出会いの数は減ります。なかなかにオタクな恋人と出会うのはハードルが高かったものです。

 

 そして、オタクは今よりも、もっとクローズドな趣味でした。当時はオタクであることを隠しながら生活をした記憶があります。なので、付き合ってみるまでオタクがどうかが分らない、なんてこともありました。

 

 今の若い人たちには想像が難しいかもしれません。相当にオタクな恋人を作るのは、難しかったんです。もはやこれは、察してくれ、と言うほかありません。

 

 SNSを通じて、趣味の合う恋人と出会う。とても素敵な時代です。みなさん、趣味の合う人と恋愛してくださいね。

 

 以下の話は次回に回します。

音楽性の違い

 白房です。間が空きました。大変申し訳ないのですが、笑って許していただける方が好きです。

 

 さて、話を進めたいと思います。

 ぶっちゃけたところ、皆さん。「趣味と恋人どっちかしか選べないとしたら、どっちを選びますか?」

 

 これについては、人によって答えがまちまちになると思います。

 

「恋人は唯一無二のかけがえの無い存在。趣味より優先」。

 こういう人もいるでしょう。

 

「趣味は人生の潤い。恋人より優先」。

 

 こういう人もいるでしょう。

 

 不思議なことに、両方一定の説得力を持つように思います。再度書きますが、言ってしまえば人それぞれ。どっちが正解と言うことも無いんじゃないかなー、と思います。

 

 さて、ここから少し、話がややこしくなります。

 

 僕はいわゆるオタ趣味を持っており、趣味を大事にします。しかし前回書いたとおり、僕の趣味を共有してくれる恋人は、稀なわけです。(経験から語りますが)そうするとどうなるか。ようは「合わないな」と思うことが出てきます。

 

 顕著な例は音楽じゃないか、と思います。

 

 例えば、アニソンを好む僕と、J-popを好む彼女。今でこそアニメタイアップなんて珍しくも無いですが、一昔前はちょっと事情が違いました。「ドラマの曲」と「アニメの曲」には隔たりがあったように思います。

 

 カラオケに行くと、より顕著にそれが現れます。お互いがお互い、歌う曲を知らないわけですから。

 「カラオケ用に、普段聴かない曲を練習する」なんてこともやりました。僕はドライブが好きなので、よく車の中で練習をしました。僕がが20才前後の時は、いわゆるビジュアル系を練習しましたし、それを越えると福山雅治SMAPスキマスイッチコブクロを歌えるように練習しました。恋人を作るための、涙ぐましい努力をしたわけです。

 

「オタクな彼女を作ればいいじゃん!」と思われたでしょう。それについての考えは、次に回したいと思います。以下次回。

趣味と恋愛についての一悶着

 白房です。今日からは少し、僕の恋愛観についてお話したいと思います。タイトルにもあるとおり、「趣味と恋愛」についてです。

 

 皆さん、趣味はお持ちでしょうか。これを読んでいる方は、僕のツイッターのフォロワーさんが多いと思います。なので、将棋を初めとしたボードゲーム、創作や音楽、映画などの芸術、はたまたキルデスビジネスなどのTRPG、忘れてもらっては困るぞとソーシャルゲーム、などの趣味を持っている方が大半だと思います。

 

 趣味はいいものです。人生に潤いを与えてくれます。僕は「趣味の無い人生は、食事をプロテインとビタミン剤、スポーツ飲料で済ますようなもの」だと思っています。それ自体は悪くないですが、なんとも味気ないものではないか、と。

 

 白房は自他共に認める趣味人です。今の趣味は、将棋、TRPG、ドラム(ドラムマニア含む)とFGOです。FGOは昨日始めました。なかなかに面白く、「あー、これはガチャ回したくなるな」と思いました。基本的にハマり症かつエンジョイ勢なので、毎日を面白おかしく過ごしています。

 

 さて。僕は過去に、8人ほどの女性とお付き合いをしてきました。アラフォーど真ん中の独身男性として、これが多いのか少ないのかは分りませんが、なんやかんやお付き合いしてきた人はいます。短い人で1ヶ月、長い人で4年ほど交際をしていました。

 

 そんな僕が、彼女と一番すりあわせで困るのが「白房の趣味」です。これを「許容してくれる彼女」はいましたが、「共有してくれる彼女」は、ほぼいませんでした。共有してくれたのは、8人中2人だけです。そして1人は前に書いたフウコさんで、趣味を共有できていたか、は甚だ疑問ではあります。

 

 「趣味を共有できないのに交際してるの?」と思われるかもしれませんが、そういうものだったのです。

 

 突っ込んだ話は、次回以降に回します。少しお待ちくださいませませ。

あっけない終わり

 白房です。続きです。

 

 梅雨の時期。フウコさんと僕の間に、何があったわけでもありません。何もありませんでした。そう。何もなかったのです。

 

 ある種の劇的な告白。電話代と門限のハードル。言葉を交わすことが減り、毎日が少しずつ退屈になっていきました。

 

 キスはおろか、手を繋ぐことも無く。なんとなく毎日が過ぎていったのです。

 

 このまま自然消滅するかに思えました。

 

 そして、自然消滅しました。

 

 それに抗うこともしませんでした。あるとき、僕はフウコさんを学校の外に呼び出します。

 

 「別れよっか」

 

 「そだね」

 

 別れはあっけないものでした。文字にすれば、10文字程度のことです。そこには様々な感情が乗っかっていましたが、それは僕らの前には、あまり意味の無いものでした。

 

 こんな感じで、僕の最初の得恋は幕を閉じます。華々しく始まって、しぼむように終わったのでした。

 この後、僕は高校生活で彼女は出来ていません。悶々と高校時代を過ごすことになります。

 

 何が悪かったか。それは色々ありそうな気もします。でもまぁ、多分全部が悪かったんじゃないかな、と思います。高校生。今から思えば、まだ幼い。それでも、初めて彼女が出来たという事実は、僕の中では大きな出来事でした。

 

 この話はこれで終わりです。次回は少し、僕の恋愛観について書いてみたいと思います。以下次回。

エンドロールのその後に

 白房です。続きです。

 

 はれて僕は、フウコさんとお付き合いを始めることになりました。生まれてはじめて出来た彼女、それはそれは大好きで仕方ありませんでした。

 

 毎日学校で顔をあわせます。帰ってからも、電話で喋ります。ラインやスカイプはおろか、携帯電話さえ無い時代。家にある家庭の電話で、毎日のようにおしゃべりしました。

 

 お互いちょっとだけオタ趣味だったので、その話がメインです。フウコさんはとあるマンガが好きで、(今で言う腐女子だったことも)そのころ知りました。お互いがお互いの内面を見詰め合うことになりました。

 

 春休みが終わり、僕らは2年生になりました。フウコさんとは違うクラスになりました。それでも学校が一緒ですから、毎日あーだこーだと話をします。そして、家に帰れば電話です。

 

 さて。そんな毎日でしたが、電話代がえらいことになると予想され、僕は家族に呼びだれました。そして怒られました。「そんなに話したければ会って話せ」ってことです。

 高校が一緒であり、また同じ市内に住むもの同士ですから、会って話すこともできるはずでした。自転車で30分も走れば会える距離です。

 が、そこには高いハードルが待っていました。フウコさんの門限です。えらく早い門限で、夜は外出ができなかったのです。会って話したいのはやまやまですが、いかんせん所詮は高校生なので、門限をぶっ飛ばすことはできませんでした。

 

 電話代と門限。この二つの高校生には高いハードル。

 

 門限はともかく、今であれば電話代はハードルになりません。ラインでもスカイプでもなんでも使えば、自由にお話しすることができます。しかし、もう一度書きますが、そんなものは僕が高校生の時には存在しません。

 白房少年は、毎日を悶々として過ごすことになります。もっと会いたい、もっと声を聞きたい。その想いを毎日募らせいきました。毎日会っているのに、それでももっともっと、だったのです。

 

 さて。そんなこんなで春が終わりを迎えます。季節は初夏。そして梅雨。

 

 ここから先は、次回に回したいと思います。

告白と言う儀式

 白房です。続きです。

 

 高校1年の終わり、その終業式。僕はフウコさんに告白することを決めていました。基本的に僕は、何か行事があると、そこに合わせて何かを行動する癖があります。アコさんの時もそうでした。

 

 さて。終業式が終わって、担任の先生の話も終わりました。クラスの中には、みんながいます。

 

 すると僕は、フウコさんの机の前に立ちました。そして言いました。

 

 「フウコさん。僕と付き合ってください」

 

 クラスのみんながいる中で、僕はフウコさんに告白することにしたのです。白房少年、ちょっとクラスの中心人物だからって、調子に乗っていたのかもしれません。

 

 「私でいいの?」

 

 「いいから告白したんだよ」

 

 「わかった。ありがとう」

 

 そして、僕とフウコさんは付き合うことになりました。クラスが異様にざわついていたのを、とてもよく覚えています。そりゃそうです。今思っても、僕の頭はどうにかしていたんじゃないかと思います。勇気があると言うか、蛮勇と言うかは分りません。

 

 高校1年の終業式。僕に生まれて初めて彼女が出来ました。僕は終生、この瞬間を覚えているんじゃないかな、と思います。幸せなその瞬間は、永遠の長さを持つのではないか、と。

 

 とまぁ、映画であればここでエンドロールなのですが、人生は映画と違ってフィルムが回り続けます。この恋は、いかなる結末をむかえたか。それは次回に回したいと思います。

夏が過ぎ、秋が過ぎ

 白房です。続きです。

 

 僕は日々、フウコさんへの想いを募らせていきました。

 夏が過ぎ、秋が過ぎ、少しずつフウコさんと喋ることが多くなっていきました。

 将来の夢なんかも、このときに聞きました。フウコさんは、学校の先生になりたかったようです。実家はお店をやっていましたが、そこを継ぐ気は無い、ともその時知りました。

 このとき僕は、自分が小説家になると何故か思い込んでいて、そのことをからかわれたこともあります。

 

 クラスの中心人物であった僕には、もちろんフウコさん以外の女子友達もいました。可愛い子、頭のいい子、リーダーに相応しい子、などなど多様な女子友達がそこにはいました。しかし、何故かそういう子には惹かれず、フウコさんを好きになっていきました。明らかにそことは線のある女子、に対してです。

 中学時代好きだった人、アコさんともまったく違うタイプの子です。恋をするってそういう側面があるように思います。「タイプはタイプとして存在する。でも、好きな人は好きな人としても存在する。必ずしも、それは一致しない。」そんなことです。

 

 季節は瞬く間に過ぎ、冬になりました。ここで少し、事件が起こります。

 

 音楽の授業で、合奏をやることになりました。そこで行われたのが、いわゆる「はーい。好きな子達で5人6人のグループ作ってー」ってやつです。僕は早々に男子の中心でかたまり、グループを作りました。まぁ、周りから見ても順当な結果です。

 

 しかしそこでフウコさんと、その仲のいいもう一人の女子が、あぶれてしまったわけです。なぶん普段から、そういうグループとは違った所にいる二人ですから。僕はフウコさんに相談を受けます。

 

 「グループに入れてくれないかな」

 

 とは言うものの、僕も既にグループを作ってしまった手前、それを反故にするわけにもいきません。少し考えた後、僕はフウコさんを、別の男子グループの中に入れることにしました。接点の無い女子とのグループ分けに、男子たちは面食らっていましたが、そこはすでに持ち合わせていた僕の強引さで、全員を納得させることに成功しました。

 

 「ありがとう。本当にありがとう」

 

 フウコさんは、僕に感謝の言葉を伝えました。笑顔だったことだけ覚えています。

 珍しいフウコさんの笑顔は、さすがに25年くらいたった今では覚えていません。

 

 以下次回とします。